一般社団法人日本 e スポーツ連合(会長:早川英樹 以下、JeSU)は、
11月2日(土)に、
eスポーツを活用した障がい者・高齢者支援を目的とした自治体関係者向けのセミナーを実施したことをお知らせします。
配信元:一般社団法人日本 e スポーツ連合 (2024/11/07)
ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えるeスポーツは、年齢や性別、身体的なハンデキャップなどを超えて、誰もが一緒に競技を楽しめることが大きな特徴と言われています。
JeSUはこれまで、eスポーツの「ハンデキャップ・レス」という特徴を活用し、障がいを持つ方のeスポーツを通した社会参加について準備や検討を進めてきました。
今年度からは、公益財団法人日本財団からの助成を受け、具体的な人材育成と啓発活動に取り組んでおり、主催セミナーの開催は7月に続き2回目となります。
今回のセミナーは、誰もが参加できるインクルーシブな社会づくりと地域の活性化を目指し、自治体とJeSUとがeスポーツを活用した障がい者・高齢者支援の新たな可能性について情報を共有することを目的として実施しました。
セミナーには、オンラインも含めて、およそ30名の自治体やeスポーツ関係者が参加し、東京都作業療法士会によるeスポーツ支援活動や、アクセシビリティ機器を用いたeスポーツなど、実演や体験を交えて理解を深めていただきました。
また、グループディスカッションでは、各自治体の事例や課題を共有するなど、活発で有意義な意見交換が行われました。
参加者全員で身体を動かし、障がい者・高齢者向けのeスポーツを体験
共通の課題や解決策の共有について活発な意見交換が行われたパネルディスカッション
JeSUは、障がいを持つ方のニーズやアクセシビリティに関する知識を持ち、適切な支援を提供できる人材の増加が、包括的で多様性を尊重した共生社会の実現につながると期待しており、本セミナーを契機として、各自治体と相互に協力・連携できる関係性の構築に一層取り組んでいきます。
JeSUは今後も、日本におけるeスポーツの振興を通して国民の競技力の向上及びスポーツ精神の普及を目指し、これをもって国民の健康とともに、社会・経済の発展に寄与することを目的として活動していきます。
【日本eスポーツ連合(JeSU)について】
一般社団法人日本eスポーツ連合は、日本国内のeスポーツの普及と発展、そしてeスポーツの振興を目的に国民、とりわけ青少年の競技力の向上及びスポーツ精神の普及を目指しています。
eスポーツの認知向上とeスポーツ選手の活躍の場の更なる拡大を目指し、競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行、そしてアジア競技大会をはじめとした国際的なeスポーツ大会への選手の派遣など様々な取り組みを行っています。