バリアフリーeスポーツを提唱する株式会社ePARA(本社:埼玉県戸田市、代表取締役:加藤大貴)は、
経営理念「個性を発掘し、未来を作る」のもと、障害当事者が参画しさまざまなバリアに挑戦していく「Fortia」(フォルティア)のサポートを行っています。
eスポーツの枠にとどまらず活動を続ける「Fortia」の7ユニットをご紹介します。
配信元:株式会社ePARA (2024/05/24)
【バリアフリープロジェクト「Fortia」とは?】
Fortiaのメンバーがデザイン。
世界や多様性を包み込むイメージの水色の三日月と、スティグマや偏見を打ち破る力のイメージの黒の土星が重なり合うモチーフ
「Fortia」は、様々な障害当事者活躍し輝く未来を切り拓くバリアフリープロジェクトチームです。
「Fortia」はラテン語で「勇気・寛容・挑戦」の意味を持ちます。
障害当事者がそれぞれのユニットに所属し、ePARAのサポートを受けながら、個々が輝けるプロジェクトを通してバリアフリーな社会に向けた挑戦を続けています。
【Blind Fortia】
「Blind Fortia」は、ブラインドeスポーツの在り方を探求・実践する、 Fortia第一号ユニットです。
心眼CUPやブラインドeスポーツ体験会など、様々なブラインドeスポーツイベントを企画・実施しています。
また、ゲームやeスポーツにとどまらず、ナレーション、歌、通訳などの幅広い分野で活躍しているメンバーが多いのも特徴の一つです。
発足時と比べると、少しずつブラインドeスポーツの可能性を示すことができているように思えます。
その一方で、視覚障害者にとってゲームというのはまだまだ「障壁の高い娯楽である」と思っている方が多いのは明らかです。
今後は、その障壁を文字通り崩していけるよう、当事者がゲームに触れる機会を作って参ります。
活動実績
・2022年4月・5月 心眼CUP powered by Sycom
https://epara.jp/singancap-epara-220413/
・2023年10月 心眼PARTY powered by Jexer
https://epara.jp/activities/231029-01/
【FPS Fortia】
「FPS Fortia」は上肢障害・下肢障害・精神疾患・難病など、様々な障害を持つメンバーからなるチームとなっています。
メンバーだけでなくメンバーそれぞれが得意とするゲームタイトルもApexLegendsやVALORANTなど多岐に渡り、他チームよりも多いタイトルをプレイしています。
メンバーそれぞれが持つ障害も得意とするゲームタイトルもバラバラな「FPS Fortia」ですが、チームとして掲げている「誰よりもみんなで楽しむ」という目標の元、様々なゲームタイトルで「FPS Fortia」というチームとしてより多くの大会やイベントに活発に出場していきたいと考えています。
活動実績
・プロゲーミングチーム「REJECT」との交流会
https://epara.jp/news-reject-220721/
・高校eスポーツ部との交流会
https://epara.jp/activities/220629-01/
・企業交流サーバー主催イベントの出場
https://epara.jp/activities/220623-02/
【Deaf Fortia】
「Deaf Fortia」には、聴覚障害当事者と情報保障者が所属しています。
聴覚障害当事者によるeスポーツに関連した挑戦や、聴覚障害当事者向けに情報保障の活性化を目指す活動を行っています。
多様性の時代に必要なのは選択肢です。
聴覚障害者における選択肢の一つは、情報保障のあるものを探すのではなく、見たいものを選ぶことだと考えています。
そのためには、聞こえない人がいつ来てもいいように、事前に情報保障の準備を行うことが当たり前になるようにしていきます。
活動実績
・2022年10月 「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON1」リアルタイム字幕の提供
https://epara.jp/activities/221017-01/
・2022年11月 スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第7戦SYZUKA S耐 リアルタイム字幕の提供
https://epara.jp/activities/221128-02/
・2023年9月 「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-SEASON2」リアルタイム字幕の提供
https://cotonaru.yahoo.co.jp/articles/82/
【ePARAユナイテッド】
「ePARAユナイテッド」は、障害当事者が企画・運営を進めながら、eサッカープレイヤーとして躍動するeサッカーチームです。
プレイヤーの全員が日常生活で車椅子を使用するメンバーで構成されていることが特徴です。
普段は車椅子を使用していてリアルの世界では走ることもサッカーをすることも難しいメンバーが、eスポーツを通じてグリーンのピッチを駆け回り、障害・難病などの壁を超えていくチームです。
個性とチームワーク両面を発揮して挑戦していく姿に注目してほしいです。
活動実績
・2022年5月「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」にて初お披露目
https://epara.jp/eparacarnival-nocchi-220720
・2023年2月「11人制eサッカースタジアム -車椅子イレブンがプロサッカー選手と創る『新しい景色』-」にて川崎フロンターレ小林悠選手と共演
https://epara.jp/activities/230207-01/
・2023年7月「2023ファン感謝デー特別企画 FOOTBALL TOGETHER Powered by eFootball™️」に出演し佐々木旭選手らと共演
https://epara.jp/frontale-epara-230613/
【HealthCare Fortia】
「HealthCare Fortia」は、障害当事者の健康管理をテーマとした啓発ユニットです。
主にフィットネスゲームの「Fit Boxing2」「リングフィットアドベンチャー」などをプレイしながら、障害当事者の一人一人が各々の健康増進に向けた取り組みを行います。
バリアを超越したアイデアと工夫でQOLの向上を目指します。
活動実績
・2022年5月「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」にて体験エリアを運営
https://epara.jp/eparacarnival-nocchi-220720
・2023年7月「Mini ePARA CARNIVAL 2023」にて体験運営
https://epara.jp/eparacarnival-epara-230709/
【Racing Fortia】
「Racing Fortia」は、レースゲームを用いたeモータースポーツ活動を行うユニットです。
視覚・身体・難病・発達、など、様々な障害のあるメンバーが協力して活動しています。
リアルのモータースポーツ活動につなげているメンバーも在籍し、各自の目標に向けて努力を続けています。
eモータースポーツは自動車と同じ操作系を使うことが特徴で、病気の進行で実車に乗れなくてもゲームで走り続けるメンバーや、ゲームの経験を元にリアルレースに挑戦するメンバーがいます。
今後はコントローラーなどゲームならではの操作も活用し、レースを身近にする取り組みも行いたいです。
活動実績
・2023年9月 「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-Season2」企画やドライバーとして参加
https://epara.jp/activities/230903-01/
・2023年12月 「SUZUKA eMOTORSPORTS EXPERIENCE」メンバー石水優夢・Jukeがドライバーとして参加
https://epara.jp/activities/231216-02/
・2024年2月 「UNIZONE EX MATCH」石水優夢がドライバーとして参加
https://epara.jp/activities/240225-01/
【Fortiaのクレド】
多様な障害当事者で構成される「Fortia」がより継続的に活動していくため、所属メンバーで7つのクレドを定めました。
この7つのクレドを行動指針とし、様々な「挑戦」を行ってまいります。
✓積極的なコミュニケーションを通じて相互理解を大切にする
✓挑戦・共創・変化を楽しむ
✓寛容な心を持ち、人の意見や気持ちと向き合う
✓自己理解を深め、自分らしいやり方で他者に元気や勇気を与える
✓たくさんの人に応援してもらえる生き方・働き方を心がける
✓支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れない
✓様々な目標に向かって成長する意識を持つ
【バリアフリーeスポーツ「ePARA」について】
「本気で遊べば、明日は変わる。」をステートメントに掲げ、バリアフリーeスポーツ(※1)を提唱。
eスポーツを通じた誰もが輝ける社会づくりを目指しています。
障害×ゲームの文化祭「ePARA CARNIVAL 2022 SPRING」の開催、全盲の選手による格闘ゲームイベント「心眼CUP」の開催、バリアフリープロジェクトチーム「Fortia」支援など、障害当事者との共創を積極的に行っています。
※1 バリアフリーeスポーツとは、「年齢・性別・時間・場所・障害の有無を問わず参加できる環境の下行われるeスポーツ」を意味するePARA発の造語です。
株式会社ePARA 概要
代表取締役:加藤大貴
本店所在地:埼玉県戸田市下前1-14-8
事業の目的:ePARAは大会やイベントの運営・受託業務の履行・障害者雇用の推進およびそれらの情報発信を通じ、世の中の人に「困難や限界を超える精神や力」への気づきを与え、誰もが輝ける社会の実現を目指します。
●事業内容
1. バリアフリーeスポーツ事業
2. 障害者の就労支援事業
3. 社会実証および共創・研究開発支援事業
HP: https://epara.co.jp/
バリアフリーeスポーツニュースサイト: https://epara.jp/