株式会社NTTe-Sports(代表取締役社長:原田 元晴、以下「NTTe-Sports」)では、
2024年5月22日から、
学校の授業や企業研修で利用可能なeスポーツの教科書『eスポーツ学習 ビジネス基礎』『eスポーツ学習 コミュニケーション基礎』の販売を開始いたします。
配信元:株式会社NTTe-Sports (2024/05/22)
【1.背景と目的】
NTTe-Sportsは「地域を盛り上げたい。その想いに、eスポーツで応えたい。」という理念のもと、
地域社会の要請や時流に応えるため、eスポーツを活用した地域の若者向け施設運営や研修プログラムの提供など、人材育成関連事業に注力しています。
昨今、学生など「学び手」のニーズの多様化や、社会から求められる能力や専門スキルの変化に対応するため、
授業や部活動にeスポーツを学びのコンテンツとして取り入れる学校が増えてきております。
若者に人気のeスポーツは、複数のプレーヤーとチームを組んで戦うため、
勝利を目指す過程で「高い戦略性」「チームワーク」「リーダーシップ」が身につき、競技を通じて相手を尊重する心も育まれます。
また、eスポーツの中でPCなどICT機器に触れ、デジタルスキルも醸成されます。
更には、eスポーツを一つの産業として学ぶことで、マーケティングなどの社会で役立つ能力の習得や、自身の将来を考えるきっかけにもつながると考えており、
NTTe-Sportsでは教育現場への導入を支援しております。
そうした活動の中で、教育現場への導入の課題として多くの教育関係者から「eスポーツを体系的に学習できる教材が必要」との声を伺っておりました。
eスポーツは市場の発展に伴い、学ぶべき内容が「職業や産業の理解」「大会・イベントの運営方法」といったeスポーツ中心の内容にとどまらず
「情報リテラシー」「コンプライアンス」「法制度の理解を含むリスクマネジメント」など、様々な領域に広がっております。
一方、eスポーツ関連の授業は、内容が担当する先生に任せられているケースが多く、準備の負担から安定かつ継続的な運用には課題がある上、
今後は従来の経験や知識でカバーできない範囲が増えていくことから、学校や先生方への負担が更に大きくなることが懸念されております。
このような背景より、「将来eスポーツ業界で活躍できる人材育成のサポート」「eスポーツを入口とした学びの実現」を目的として、
eスポーツの教科書『eスポーツ学習 ビジネス基礎』『eスポーツ学習 コミュニケーション基礎』(以下「本教科書」)の販売を開始いたします。
本教科書の利用を通じて、学校や先生方のeスポーツ授業の導入や運営をサポートし、eスポーツを通じた学びの機会を拡大することを目指します。
【2. 各教科書の概要】
【本教科書の主な用途】
<学校>
・専門学校におけるeスポーツ関連コース、講義でのテキストとしての利用
・大学におけるeスポーツ関連のゼミ、研究室、講義でのテキストとしての利用
・高校におけるeスポーツ部活動や探求学習にて、eスポーツ業界研究の参考書として利用
<企業>
・eスポーツ関連企業における新入社員研修教材としての利用
【『eスポーツ学習 ビジネス基礎』について】
eスポーツに関するビジネスの構造や、その中でも代表的な“大会運営”や“配信”などの具体的な手法を学びます。
また、昨今重要性が増しているeスポーツビジネスを取り巻く法制度についても、弁護士監修の元解説しております。
<イメージ>
・内容
ページ数:144ページ
概要:
【『eスポーツ学習 コミュニケーション基礎』について】
eスポーツ業界で活躍するための社会人スキルを、コミュニケーションを中心に学びます。
プロゲーマーについての職業理解、eスポーツのチームマネジメントやチームビルディング、
ビジネスマンとして必要なコミュニケーション(ロジカルシンキング、プレゼンテーション)などを学習します。
<イメージ>
・内容
ページ数:152ページ
概要:
【3. 本教科書を導入した学校様の声】
【平成国際大学様 スポーツ健康学部 水國教授】
平成国際大学スポーツ健康学部では、「eスポーツと心の健康」と題した講義科目を令和4年度より開講しています。
スポーツ健康学部ならではのスポーツ科学、健康科学の視点からeスポーツをとりあげてきましたが、
eスポーツを取り巻く市場や産業の実際については講義的に十分な内容とは言えませんでした。
そこで、本書を教科書に採用させていただくことで、eスポーツにおけるビジネスも学べる幅広い講義を展開することが可能になりました。
【学校法人岩崎学園 情報科学専門学校様】
岩崎学園情報科学専門学校では、社会需要を考え先端ITシステム科のコースをリニューアルし、
ゲーム開発とeスポーツの今を学べる「eスポーツ・ゲーム開発コース」を設置しています。
ただゲームを体験するだけではなく、eスポーツのビジネス論やeスポーツを通じたコミュニケーション能力が学べる授業を取り入れ業界への就職を目指しています。
今回使用させていただいている教科書は、まさしく今のeスポーツを学ぶための知識が詰まっています。
【学校法人国際総合学園 新潟コンピュータ専門学校様】
新潟コンピュータ専門学校eスポーツ科では、eスポーツ業界で幅広く活躍できる人材を育成するためのカリキュラムを実施してまいりました。
しかしながら、eスポーツを取り巻く環境は刻々と変化をしており、それらの情報を網羅的かつ、体系的に学べるようなテキストはこれまで存在しておりませんでした。
今年度より本書を採用することで、eスポーツビジネスにおいて押さえるべき重要な知識をより効率良く学習することが可能になりました。