セミナ・教育情報

開催報告:第32回研究会:地域と共存するeスポーツ

一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知、所在地:愛知県名古屋市、代表:片桐正大)は
2024年3月4日(月)、第32回愛知・名古屋eスポーツ研究会をナゴヤイノベーターズガレージ(愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク 4F)にて開催しました。

eスポーツが正式競技として採用された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の開催をひかえるこの地域において、
「地域と共存するeスポーツ」をテーマにゲストの方々にご講演をいただき、東海地域のeスポーツ関係者約20名と共にeスポーツの未来を考えました。

配信元:一般社団法人愛知eスポーツ連合 (2024/03/27)
「前半が、日本もしくは国際的な先進事例をトップランナーからご披露いただく、後半を県の企業様や自治体様からご報告していただく会になっております。」

はじめに、開会の挨拶として片桐正大(一般社団法人愛知eスポーツ連合 代表理事)が登壇しました。

大村秀章愛知県知事に頂戴した「アジア大会に向けたAichi Sky Expo、IGアリーナという設備を年に数回イベントで使用してほしい」という言葉を振り返り、
大型eスポーツやデジタルエンターテイメントのイベントが多く行われている東京都を引き合いに、地方でご活躍されている本研究会の登壇者を紹介。

「このイベントは、企画から運営、またゲストの方々へのご連絡も全て現役の大学生のインターンが行っておりますので、
直接またはアンケートで教育的な視点で長期的なご指導いただく視点で、気づいたことは教えていただければというふうに思います。」と力強い言葉で締めくくりました。

「eスポーツを通じて、地方創生と群馬という所をブランディングしていく」

木村 雅行氏(群馬県産業経済部戦略セールス局 eスポーツ・クリエイティブ推進課・eスポーツ係長)は、eスポーツ推進の目的・方向性を話しました。

また、U19eスポーツ選手権2023や第3回全日本eスポーツ実況王決定戦、GUNMA LEAGUE 2023(企業等対抗社会人eスポーツリーグ)、eスポーツ酒場、
eスポーツ機材貸出事業、太工Super Drive、ぐんまeスポーツフェスタ、シニア向けeスポーツ講演会・体験会、障がい者eスポーツ体験会、
eスポーツ体験会キャラバンの事例を通して、eスポーツを活用した地方創生・大会やイベントの招致によるブランディング・ゲーム依存対策を説明しました。

「今後とも、愛知県のみなさまと群馬県の今と連携できる機会を模索しながら、アジア大会に向けて、群馬県も応援団として加えていただければ」と語り、
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)に向けて、協力的な言葉で締めくくりました。

「ゲームは楽しむものなので、まずは触ってみる、やってみるて楽しむことがスタートになる。
楽しさを忘れずに、なおかつ真剣に取り組むことをしていただければと思います。」

緒方 無双氏(一般社団法人秋田県eスポーツ連合 事務局長)は、秋田県eスポーツ連合の成り立ち・役割、マタギスナイパーズの歩み・今後についてお話いただきました。

マタギスナイパーズの配信画像・映像のPVを作成し、XやYouTubeで人気のインフルエンサーに取り上げてもらい、
話題になった事例から「若いコミュニティ(XやTwitch)に入るには、認めてもらえる価値観・姿勢・マナーを揃えていないといけない」と話し、
また、チーム運営で大事にしていることとして、「人生の先輩である・ゲームを楽しむ姿・それに真剣に取り組む姿を崩さないようにしてきた」と話し、
マタギスナイパーズが注目されるようになった原点について語りました。

マーケティング視点では、「年を取ったら何やるか決まっているわけではなく、若い頃にしてきたことの延長線上で決まると思っている」と、
話題だけではない魅力について語りました。

マタギスナイパーズの今後として、大会の出場・イベントの主催・配信活動、世代・業界を超えたアイコンとして、
商品のプロモーション活動・トークショー出演・地域体験会の参加・イベント出演・キャンペーンモデル・グッズ販売をしていきたいと今後の活動を展望。

最後に、「ゲームは楽しむものなので、まずは触ってみる、やってみるて楽しむことがスタートになる」
「楽しさを忘れずに、なおかつ真剣に取り組むことをしていただければと思います」と熱い言葉で締めくくりました。

「地域密着企業で、色んな地域課題がある中で、eスポーツを活用して地域課題を一つでも解決していきたい。」

澤崎 栄治氏(株式会社コミュニティネットワークセンター 営業本部 副本部長)は、
中部シニアeスポーツ研究会発足と企業対抗ゲーム運動会in名古屋について話しました。

実績として、愛知県老人クラブ連合会でのeスポーツ講習会・体験会や知多市と連携した事業についてコメントしました。

研究会の目的として「eスポーツを活用した新たな社会との繋がりの創出することで、シニアの孤立予防やいきがいづくりの推進、
いきいきとした地域密着ケーブルテレビならではのまちづくりしたい」と研究会を通して、成し遂げたいことを語りました。

他に、研究会の活動内容・ロードマップに加え、
企業対抗ゲーム運動会in名古屋について「地域の企業同士の交流を活性化させて地域を盛り上げたい」と熱い思いを語りました。

「性格・プライベート・事情が全く異なる、一度も交わることのない三人がチームを結成していき、
息が合わなかった三人が、eスポーツを通して、絆を深めていき、勝ち負けを超えて一瞬一瞬に全力でプレーしていく姿に世代問わず、心を打たれる。」

渡邉三恵氏(スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社)からは、
3月8日(金)に公開された、eスポーツが舞台の映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」に関して発表しました。

作品の魅力として、「性格・プライベート・事情が全く異なる、一度も交わることのない三人がチームを結成していき、
息が合わなかった三人が、eスポーツを通して、絆を深めていき、勝ち負けを超えて一瞬一瞬に全力でプレーしていく姿」と話し、
世代問わず、心を打たれる作品と語りました。

また、キャスト人も紹介し、「映画からeスポーツの楽しさを広げる一つのきっかけになる」と語り、eスポーツを発信する一つの方法である映画について話しました。

本研究会は2019年11月にスタートし、継続的に東海エリアの賛助会員企業や官公庁、地方自治体、企業、団体へ情報発信を行っています。
eスポーツが正式種目に採用された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」に向けて、一般社団法人愛知eスポーツ連合は今後も積極的に活動して参ります。

次回の研究会に関しては改めて発信予定です。