日本初のeSportsにおける不正行為防止・Windowsセキュリティを専門とするアンチチート事業を展開する株式会社Sentry(本社:福岡県大野城市、代表取締役社長:沖絢斗、以下「当社」)を設立いたしました
配信元:株式会社Sentry (2021/11/17)
【代表取締役】
沖 絢斗
2019年より独立セキュリティ研究者として活動を開始。
複数の脆弱性や新しい攻撃手法を発見、実績が海外大手サイバーセキュリティメディアに複数取り上げられる。
その後大手外資系セキュリティ企業にて研究員兼ソフトウェアエンジニアを経験したのち株式会社Sentryを設立、日本初のWindowsセキュリティを専門とするアンチチート事業に挑戦。
サイバーセキュリティ分野は勿論、10を超える言語を習得。
Webフロント/バックエンド開発・UXデザイン・ネイティブアプリケーションや言語開発・OS開発を全てをこなすフルスタックエンジニア。
【コンピューターゲームにおける「アンチチート」】
近年、コンピューターゲーム業界では「APEX Legends」等の多くの新規タイトルがリリース。
その市場規模は2000億円を超え¹、eSports文化が生まれるほどにまで成長するなか、「チート」と呼ばれる不正行為の脅威が驚くほど大きくなっています。
その脅威はベンダー企業に留まらず、多くのゲームプレイヤーの本来あるべき公正・公平なゲーム体験を大きく損なっています。
77%のプレイヤーが不正行為者が居ればタイトルから距離を置くだろうと回答した¹。
46%のプレイヤーが不正行為者が居ればゲーム内コンテンツを購入する可能性は低いと回答した¹。
不公平なゲーム体験がもたらすユーザー離れによるタイトル衰退→多額の機会損失
企業ブランドの毀損
DoS(Denial of Service)攻撃によるサーバーダウン
有償コンテンツの不正取得による損失
そのようなチートの脅威に対抗する動きは「アンチチート」と呼ばれ、2021年現在ではグローバル視点で見ても、ドイツ・フィンランド・英国・米国・韓国・スウェーデンの【7企業のみ】²が取り組んでおり、これまで日本国内でのそのような事業者は~2010年代のごく一部の代理店のみとなっておりました。
※¹irdeto社調べ
※²当社調べ、2021年現在で中~大規模未満の事業者を除く。
※出典:Brand Essence® Market Research – Anti-Cheat Software Market
【Windowsにおけるセキュリティ】
当社の事業は、Windows環境で動作するすべてのゲームを対象としております。
チートソフトウェアは制約の多いマルウェアと違い、物理的なコンピューターの管理者が攻撃者となっていることを考えることは重要です。
実際に、アンチチートの搭載されているタイトルにおいて、今現在ブラックマーケットに流通しているチートソフトウェアの99%³はWindowsのセキュアブート等のセキュリティ機能を恣意的に無効にしたうえで、様々な脆弱性を悪用することでOSカーネルレベルでの動作や、UEFIレベルでのチートの動作を実現しております。
※³当社調べ。
したがって、もはやアンチチートはゲームベンダーの効果的な自社開発・運用・維持が非常に困難となっており、必然的にそれを専門とするアンチチート企業がサービスとして提供する形になっています。
「ゲームチート」の垣根を超えOSカーネルやファームウェア等の低レイヤー且つ巧妙な攻撃にエスカレートした「チート」vs「アンチチート」の長年に渡る戦い
本質的に効果のある対策には高いレベルでの技術・経験・知識が求められる
→人的リソースや予算の限られているベンダーでは自社で解決することは困難。またそのような領域に特化した人材の枯渇
【株式会社Sentryが提供する「Sentry Anti-Cheat」】
当社は、そのようなチート対策を検討されている企業様方へ製品は導入タイトルをプレイされるエンドユーザーのWindows上で動作する「Sentry Anti-Cheat」(以下、「当社製品」)を提供致します。
当社製品の大きな特徴のひとつとしてWindows カーネルモードドライバーを搭載し、OSカーネルレベルでシステム全体の整合性の確保及びバックドアやルートキット等の異常検出を実現、戦いの最前線で徹底的にチートの「防止」及び「検出」をお手伝いさせていただきます。
【会社概要】
会社名:株式会社Sentry
代表取締役:沖絢斗
所在地:福岡県大野城市
設立:2021年11月
事業内容:サイバーセキュリティ事業
ウェブサイト:https://sentry.co.jp