埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大)は、
プロバスケットボール B リーグ 3 部(B3)所属のさいたまブロンコスと連携し、
スポーツチームの経営・運営を学生が体験しながら経営・マネジメントを学ぶ新しいスタイルの特別講義を実施しました
配信元:埼玉工業大学 (2021/07/06)
<写真:小島市長の授業風景写真:小島市長の授業風景>
この特別講義は、今年度初めて本学人間社会学部情報社会学科の「情報社会学特講Ⅰ」として 2 カ月間で計 15 回分実施されました
スポーツチーム運営の経営論を、経験豊富な現役の経営者が、講義と実地体験を通し て学生に伝えるという先進的な教育です
講師は、埼玉工業大学 特任客員教授(さいたまブロンコスオーナー)の池田 純 氏が担当し、
プロスポーツ チームの経営者として、横浜 DeNA ベイスターズの初代社長として V 字回復させた豊富な経験を活かして、
スポーツと地域ビジネスの基本などを指導しました
受講した学生は、実践的な経営論を学んだ後に、B リー グの現場で実際に実地研修をしました
講義では「経営」「企画」「営業」「広報」など 「地域とスポーツ」を軸とした経営学を、池田 氏が学生たちに伝えました
そして実地研修で は、5 月 15、16 日に浦和駒場体育館で行われ た岐阜スゥープスとの公式戦の試合において、
実際にプロスポーツチームの試合運営、会場準 備などを学生が現場で体験しました
学生は自ら作成したアンケートを来場者に募ったり、物販の呼び込みなどを熱心に取り組みました
また、講義最終日には、ゲストとして地元・ 深谷市の小島進市長も登壇されました
学生か らは、本講義で学んだ知識と実地研修を通して 得た体験を、さいたまブロンコスと連携協定を 締結している深谷市へ直接伝える機会を得まし た
小島市長は学生からの新鮮な発想とアイデ アに興味深く耳を傾け、学生へコメントをされ ました
今回本学では、産学官連携の協力により、さいたまブロンコスを基盤にスポーツ領域だけでなく、これから時代の経営・マネジメントに必要な知識と考え方の体得を目的にした授業を実施しました
一般的に大学の授業では、学者である教員による理論をベースにした講義が中心ですが、ビジネスや社会の 最前線で活躍されている経営者の言葉は、学生たちにとっても重みのある学びとなり、貴重な機会となりました
<学生の声>
「池田さん流の経営を授業で聞かせてもらい、いろいろな手法があるのだと、とてもお勉強になりました
B リーグの経営をしている方の話を直接聞き、やり取りできるのは、とても魅力的な時間で、毎回楽しみに 授業を受けました」
(情報社会学科 1 年生)
<池田氏のコメント>
このような実際にプロスポーツのビジネスの現場に関われる大学の授業というのは無かったので、以前から こういう授業が創りたいと思っていました
実際のプロスポーツの職場をインターンのように体験できれば、 将来にも生きてきます
今回、埼工大で新しい一つの道、チャンスを見せられていると思います
今までは、彼らの中に将来の就職 先として、地域のスポーツビジネスやプロスポーツへの目線ってなかったと思います
そんな学生たちの姿 に「本当に、熱心に取り組んでくれていますね」と感心しました
スポーツビジネスの世界を志す学生にとって、座学以上に重要なのは「OJT(オン・ザ・ジョ ブ・トレーニ ング=実務を通じて行う職業教育、企業内教育の手法)」であることを理解してほしいと思います
【関連情報】
<埼玉工業大学 情報社会学科>
https://www.sit.ac.jp/gakubu_in/ningenshakai/keiei/
<さいたまブロンコス 公式サイト>
https://broncos20.jp/