Riot Games, Inc.(米国)は、
世界中のメディアを招待したオンライン会見「Riot Games Esports Media Preview Event」を
5月5日(水)に開催しました
このイベントでは、アイスランドのレイキャビクより、
リーグ・オブ・レジェンド Mid-Season Invitational(以下、MSI)と
VALORANT Champions Tour Masters Stage2(以下、VCT Masters Stage2)について、
また『チームファイト タクティクス(以下、TFT)』と
『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト(以下、ワイルドリフト)』からの
eスポーツに関する情報を紹介しました
配信元:合同会社ライアットゲームズ (2021/05/07)
【MSIおよびVCT Masters Stage2について】
<ライアットゲームズ eスポーツ グローバルヘッド John Needham>
2020年の開催中止から、2年ぶりにMSIが復活しました。
それぞれの地域のスプリングスプリットで予選を勝ち抜いた各チームが集結し、リーグ戦の頂点がこの数週間で決まります
それに加えて今年は、VALORANT eスポーツが国際的な舞台で史上初のLANイベントを開催します
アイスランド・レイキャビクは「VCT Msters Stage2」の開催地でもあり、
2021年12月に開催される最初のグローバルトーナメントであるVALORANT Championsへの出場資格を得るための道でもあります
【事前にいただいた質問への回答】
<質問1>
ライアットゲームズはどのようにしてプロシーンを成長させようとしていますか?
回答)
MSIは、LoL eスポーツの12のすべての地域リーグのチームに、世界中のベストチームと競い合う機会を与えるためにプロデュースしているイベントです
LoL eスポーツの域に達しているeスポーツは非常に少ないです
これは私たちにとって大きな利点です
この利点を活かして各地域のファンへのアピールをさらに深め、広げるために力を尽くしていきます
地元のファンに焦点を当てることと、素晴らしい国際的な試合をすることが、大きな成長を続けるための最良の方法だと考えています
<質問2>
ライアットゲームズの世界は、新しいゲームによってますます拡大しています
ライアットゲームズは、すべてのゲームを『リーグ・オブ・レジェンド』のようなレベルと壮大さで競技シーンに登場させる予定ですか?
回答)
私たちは、プレイヤーの要求に応えるために、それぞれのeスポーツに異なるアプローチをとっていますが、
ひとつだけ一貫していることがあります
それは、放送やイベントでは最高級の体験を提供することです
私たちは、それがファンの皆さんがライアットゲームズに期待していることだと考え、実現していきます
私たちは、『VALORANT』に大きな期待を寄せています
また『ワイルドリフト』は、モバイルゲームやeスポーツの世界で非常に大きく伸びると考えていますが、まだ始まったばかりです
『TFT』と『レジェンド・オブ・ルーンテラ(LoR)』のeスポーツが着実に成長していることには満足しています
また、他の3つのスポーツとは異なるレベルではありますが、その成長を促進するのに最適な方法を探しています
<質問3>
今年のMSI開催地をアイスランドに決定した経緯を教えてください
回答)
私たちは、リスクマネジメントのコンサルタント会社であるMarsh & McLennan社と協力して、
世界各地を徹底的に分析・調査し、10数カ所の候補地を選定しました
レイキャビクは、COVID-19の対策や安全基準、運営の実行可能性、人々の移動などに焦点を当てた徹底的な調査の結果、選ばれました
アイスランドは、COVID-19対策において、最も有力なパートナーでした
また、アイスランド政府と保健当局は、最高レベルの健康と安全のための基準を優先して、大会を運営することに非常に協力的でした
安全基準だけではなく、私たちの主要なeスポーツの大会を全く新しい市場で開催することも非常に楽しみにしています
アイスランドには幻想的な風景が広がっており、
『リーグ・オブ・レジェンド』と『VALORANT』のどちらにとっても素晴らしい舞台となるでしょう
<質問4>
なぜライアットゲームズはMSIのグループAに、3チーム体制で4部からなるラウンドロビン方式を採用したのですか?
他に選択肢はありましたか?
回答)
残念ながら、VCSチームの移動制限のための不参加により、グループAのスケジュールを調整しなければなりませんでした
すべての地域で同じ回数の試合をファンの皆さんに見ていただくために、この方式を採用しました。
<質問5>
ライアットゲームズの新しいeスポーツタイトルは、『リーグ・オブ・レジェンド』と同じような影響力を持つと思いますか?
回答)
私たちのeスポーツタイトルはどれも、これまでに信じられないほど成長し、ファンの支持を得ています
過去10年間に、『リーグ・オブ・レジェンド』のeスポーツで成功を収めた素晴らしいロードマップがありますが、
新しいeスポーツの開発に関しては、型にはらないように気をつけてています
私たちは、ファンの皆さん、ワールドクラスのスポンサー、そしてプロチームが誇りを持って参加できるように、
試合やタイトルへの投資を重視していますが、そのためには各eスポーツによって違ったアプローチをとる必要があります
私たちは、ファンがそれぞれのジャンルに期待するものを提供するために、異なった形式や個性に寛容でいたいと考えています
<質問6>
例えば、MSIやEU Mastersは、プレイヤーやチームが地域を代表する手段です
しかし、2018年のアジア大会や、さらに驚くべきことに、数週間前に行われたフランス、スペインの2つの大会についても、多くの宣伝活動が行われていました。LoL World Cupのような、チームが国を代表して参加する国際大会の開催予定はありますか?
回答)
私たちは、プロ選手とファンの皆さんを巻き込む新しい方法を常に探しています
LoL World Cupは、北米のような地域ではうまくいくでしょうが、より大きな地域では適切な代表を選ぶのは難しいでしょう
しかしそれは素晴らしいアイデアであり、私たちがeスポーツの将来を考える上で、常に注目しているものです
【ワイルドリフトeスポーツについて】
<ワイルドリフト eスポーツ グローバルヘッド Leo Faria>
私たちは今年、eスポーツの基礎を学び、発展させることに全力を注いでいます
私たちは、東南アジアや他の地域で大会が初めて開催されたことにとても喜んでいます
特に、東南アジア アイコンシリーズ プレシーズンでは、地域主導の初の公式戦が成功し、とても感激しています
2月から3月にかけての5週間で、この地域での放送は28万7千時間以上の視聴がありました
今日は、2021年のライアットゲームズのeスポーツシーズンの締めくくりとして、各地域のワイルドリフト eスポーツチームが初の世界大会への参加資格を得ることについてお知らせします
今年の後半にワイルドリフト eスポーツの世界大会の開催します
詳細は後日お知らせします
【事前にいただいた質問への回答】
<質問1>
地域のWild Rift championshipsについて、どのような計画がありますか?
回答)
先ほどご説明したように、多くの地域で6月から地域大会を開催予定で、イベントのカレンダーも現在作成中です
各地域の計画はまだ決定していませんが、プロシーンの発展の促進に取り組んでいます
<質問2>
新しいeスポーツとしての『ワイルドリフト』に何を期待していますか?
回答)
『リーグ・オブ・レジェンド』が世界的なスポーツとして11年目を迎えたことで、プレイヤーはeスポーツシーンの中で、一定レベルの競技を期待するようになりました
私たちは、競技カレンダーやフォーマットの開発に取り組みながら、時間や場所を問わずに誰もがアクセスできるスムーズな視聴体験を提供したいとも考えています
モバイルゲームは、eスポーツの未来を変え、加速させるでしょう
ワイルドリフト eスポーツは、『リーグ・オブ・レジェンド』のエコシステムを拡張して、ライアットゲームズの世界の新しいファンも既存のファンも満足できるスポーツを作りたいと思っています
【チームファイト タクティクスeスポーツおよびVALORANTeスポーツについて】
<eスポーツ シニアディレクター Whalen Rozelle>
私たちはTFT eスポーツを世界中に広めていくことに取り組んでいますが、
本日、次回のGlobal Championship が中国でのライブイベントになることをお知らせします
参加するプレイヤーは、今年の10月に開催されるLANイベントに参加します
詳細については、イベントが近づいた時点で順次発表していく予定です
『VALORANT』はリリースから1年で、世界で最も急成長しているeスポーツになりました
5月にアイスランドで、このタイトルの初の国際大会が開催され、世界中から10組のベストチームが集まります
「VCT Masters Stage2」は順調に進んでおり、アイスランドで新境地を開拓し続けることに期待しています
大会に向けて、世界中から2000以上のチームが予選イベントに参加しましたが、これはこれまでの『VALORANT』の大会では最多です
また、Mastersのトロフィーを今日メディアの皆さんにお見せできることをとても楽しみにしていました
また、チームのコーチが公式試合中にプレイヤーの視点を見ることができる「コーチングスロット」も導入します
コーチは決まった時間にしかプレイヤーと会話することができませんが、プレイヤーのパフォーマンスと競技のレベルを向上させる新たなツール導入のために、このようなステップを踏んでいます
コーチは常にeスポーツに、特にメディアに対して素晴らしいメリットを与えています
NBAやFIFAなどの伝統的なスポーツで見られるように、コーチがプレイヤーと一緒にセンターステージに立つことができます
<HyperXが公式パートナーに>
VALORANT Champions Tourの公式キーボード・マウスパートナーにHyperXを迎えることができました
彼らの素晴らしい製品がレイキャビクでのイベントをサポートしてくれることに期待しています
<VCT Masters Stage3をドイツ・ベルリンで開催>
今回は、Mastersのこれからの予定を簡単にご紹介したいと思います
「VCT Masters Stage3」をベルリンで開催できることは、この上ない喜びです
ヨーロッパの競技のレベルは、世界的に見ても高水準で、この地域の予選には500以上のチームが参加しました
「VCT Masters Stage3」では規模を拡大し、16組のチームが参加します
これにより、すべての地域からより多くの代表を集めることができます
さらに、優勝したチームは、自動的にVALORANT Champions(2021年で最高だったチームを1チーム決める年末のイベント)への参加資格を得ることができます
また、 プレイヤーとスタッフの安全を最優先に考えていますが、ライブ観戦はイベントに向けてぜひ検討したいことでもあります
興奮したファンの前で競技をする際の活力は何物にも代えがたく、ベルリンでそれが実現するかもしれません
可能性はありますが、そこは地元の当局や専門家の判断に委ねます。
【事前にいただいた質問への回答】
<質問1>
『VALORANT』と『TFT』の競争力を高めて、『リーグ・オブ・レジェンド』と同様のレベルに到達するための戦略を教えてください
回答)
観客を招いてのライブイベントは、新たなエネルギーを投入します
二つのeスポーツは基本的にCOVID-19の流行中に立ち上げられ、その発展の足取りは重いものでした
私たちのチームは、観客が参加できるイベントでの見せ方を考えており、それが次の成長のきっかけになると思っています
どちらのゲームも、それぞれの開発チームからのサポートは継続しますが、『リーグ・オブ・レジェンド』での経験を生かしたサポートも行います
また、ファンやプレイヤーがeスポーツを楽しむ方法を広げるために、両ゲームで他の種類の競技を開発することも検討しています
<質問2>
『TFT』の観戦モードはオプションですか?
回答)
観戦モードは、『TFT』のゲームにとって必須です
8つの個別のストーリーを1つにまとめて、視聴者がそれを追えるようにするのは非常に難しいことで、そのためのツールが必要です
開発チームは、競技用『TFT』に力を入れており、それは彼らが提供したいと考えているもので、eスポーツの視聴しやすさを次のレベルに引き上げるものだと思います
<質問3>
『TFT』は他のライアットゲームズのゲームとは異なり、対戦シーンはパッチごとに変わりますが、
ブランドやスポンサー、プレイヤーが毎日8時間以上プレイできるように、対戦シーンをどのように魅力的で安定した、遊びやすいものにしていこうと考えていますか?
回答)
『TFT』はセットを重ねるごとに成長してきたゲームで、競技シーンへの関心や参加者も増加してきています
パッチへの対応はゲームの一部であり、誰もが平等に直面するものですが、最高のプレイヤーはそれを克服することができています
競技シーンの目標は、様々な形で人々に参加してもらい、すべてのスキルレベルのプレイヤーがそれぞれの競技に持つ夢を実現する機会を作り、スポーツの最高レベルで、プロの献身に報いる一貫したトーナメント構造を作り、ブランドがこのスポーツに参加する方法を作ることです
【ライアットゲームズについて】
2人のゲーマー、マーク・メリルとブランドン・ベックにより
「世界一プレイヤーを大事にするゲーム会社」をモットーに2006年に創業。
2009年には、デビュー作[リーグ・オブ・レジェンド(LoL)]をリリースし、
プレイヤーとメディアの双方から高い評価を受ける。
毎年開催されるLoLの世界大会[リーグ・オブ・レジェンド World Championship(Worlds)]は、
世界最大級のeスポーツイベントとして知られる。
LoL10周年となる2019年に[レジェンド・オブ・ルーンテラ]や
[リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト]など、
新しいタイトルの開発やモバイルプラットフォームへの移植、
さらにオリジナルアニメーションなどを一斉に発表した。
世界20以上のオフィスに2,500人以上のスタッフが在籍
本社はカリフォルニア州ロサンゼルス。(2019年10月現在)
ライアットゲームズ公式サイト: https://www.riotgames.com/ja
Riot Games Japan 公式Twitter: https://twitter.com/riotgamesjapan
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