京都駅からJR嵯峨野線の電車で約25分
JR亀岡駅に隣接する京都サンガFCのホームスタジアムである京都スタジアム
その京都スタジアムの4階に、
2021年3月28(日)に
eスポーツ専門施設を含むSKY-FIELD(スカイフィールド)がグランドオープンした
志は「京都からeスポーツを通じて新しいスポーツ文化を創造すること」
若者に高い関心を集めるeスポーツで人を集めることだけを目的としない
単なる「デパート屋上のヒーローショー」の延長線上ではないようだ
eスポーツ選手だけでなく、スポーツを多面的に盛り上げるスタッフ・
ITイノベーション人材を育てていくために、
京都府・亀岡市・教育委員会や、eスポーツ団体・企業が全面的に支援をしていく
スキームが組まれていくとのこと
【オープニング式典】
京都スタジアム1階 SKY-FIELD(スカイフィールド)の入口付近で行われたオープニング式典
来賓には、
古川 京都府副知事 ・ 桂川 亀岡市長 ・ 田中 京都府議会議長・
山口 文化教育常任委員会委員長 ・ 酒井 文化スポーツ振興対策特別委員会委員長
中村 京都府議会議員 ・ 川勝 亀岡商工会議所会頭
東京のeスポーツ団体から
一般社団法人ジャパンeスポーツアソシエイション 尾方 代表理事
一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟 細井 専務理事
北米教育eスポーツ連盟日本本部 ナセフジャパン 尾崎 ファウンダー
京都スタジアムの指定管理業者である合同会社ビバ&サンガ 小森 社長
と、そうそうたる顔ぶれでテープカットが行われた
招待者としても多くの企業や団体から関係者が詰めかけた<京都スタジアム1階でのテープカット>
古川博規京都府副知事が祝辞の中で「スタジアムのピッチをeスポーツにも開放して1万人規模の大会を催してもらえるように」と抱負を述べられ、
桂川孝裕亀岡市長も「若者にはこのスタジアムを活用して貰いながら、デジタルイノベーションとしての人材育成が行なわれていくこと、亀岡市にとっても新たな賑わい創出にも繋がっていくことを期待している」と述べ、
eスポーツによる教育・人材育成・にぎわいの創出を含めた地域創生に大きな期待を寄せられた
【eスポーツ施設こけら落とし大会】
京都スタジアムの4階 SKY-FIELD(スカイフィールド)にeスポーツ専門施設がグランドオープン
そのこけら落とし大会としてロケットリーグを用いた「京都スタジアム杯eスポーツ選手権」が行われた
ロケットゲームは、ゴーカートで大きなサッカーボールをゴールに入れる
ルールも簡単で、観戦だけでもとても楽しいeスポーツです
ビバ&サンガ 小森社長のオープニング挨拶に続き
古川博則 京都府副知事が、自らコントローラを持ってキックオフ
みごとにゴールを決めて会場を湧かせた
少し遅れて、西脇隆俊 京都府知事も駆けつけてこられて
第1試合と第2試合を、周りの人にコメントや質問をしながら、とても楽しそうに観戦されていた<古川博則 京都府副知事のキックオフ>
<観戦される西脇隆俊 京都府知事>
【技術的革新を図るeスポーツ大会】
今回の「京都スタジアム杯eスポーツ選手権」は、
日本トップレベルのeスポーツ関連企業が、
ほぼ無償で東京から支援にきてくれて、ハイレベルの大会を実施しており
京都スタジアムeスポーツ施設のこれからの発展に期待をうかがえた
会場内では、圧倒的パフォーマンスと安定性を誇るeスポーツPC GALLERIA(ガレリア)を
株式会社サードウェーブが協力提供しており
青いフロントLEDが輝き、GTRACINGのゲーミングチェアとともに
3対3の試合が2試合同時に実施できるように12席が並べられていて
ルームに入っていた高校生選手たちは、感動を漏らしていた
eスポーツでは、安定的な通信環境が重要になってくるが
今回は、日本電業工作株式会社が、次世代無線LANのWiFi 6の送受信機を4台協力提供しており
日本で初めてWiFiによるeスポーツ大会が実証された
全体の技術的なコーディネートは、株式会社エヌジーシー(NGC)が行っており、
・eスポーツPC GALLERIA(ガレリア)12台をWiFi 6による接続、
・観戦者にビューイングを行うためのスポーツ映像編集機器類、
・スマホでも個人個人が自由に観戦できるマルチアングル映像動画配信システムVOGO、
・スタジアムのVIPルームでも観戦できるように
KDDI株式会社が提供する5Gを用いて、50画面ほどの動画が同時に再生表示されるマルチタッチ大型ビューイング装置
などを協力提供していた
また、試合運営は、株式会社E5esports Worksが行っており、
今回初めて大会に参加したという高校生の初心者のトラブルにも対処しながら
スムーズな運営を行っていた
西脇京都府知事は、後ほどの対談会で、
「初めてeスポーツを観戦したが、大型ビューイングモニタに、選手のプレイ画面ではなく、
ボールを中心とした俯瞰的な画面で、ハイライトシーンやリプレイシーンもリアルタイムに表示されているのに驚いた。
どのような仕組みになっているのか?」と技術的なことにも興味を持たれて質問をされていた
尾方代表理事は、
「選手のプレイ画面そのものを見るだけではただのゲーム。
NGCが提供してくれていたようなスポーツ映像編集機器類などを使って、見る人も楽しめることでeスポーツとなる。
eスポーツを広めるためには、観戦を楽しむ人などのすそ野を増やしていくことも必要」と答えていた
今回のeスポーツイベントを実施することで、施設の改善点も見えてきたのではないかと思う
僭越ながら、指摘させてもらうとすると、
一つは、150m2の広いルームで、2試合を同時並行で開催されていたが、
マイク・スピーカ設備が乏しく、1試合だけしか実況解説がされていなかったこと
もう一つは、4面マルチモニタと、8面マルチモニタが備え付けられているが、
8面のほうでも、同じ映像が2つ流されていたことと、
eスポーツ映像を映すには画質が少し粗いように感じた
しかしながら、日本でもeスポーツを広めるためには、高度な技術的な支援も必須であり
京都スタジアムのeスポーツエリアが大きく発展していく可能性がうかがえたイベントでもあった
【京都スタジアム杯eスポーツ選手権】
・日程:予選リーグ:3月27日(土曜)オンライン&オフライン
決勝大会 :3月28日(日曜)京都スタジアムにて開催
・タイトル:ロケットリーグ
・主催:合同会社ビバ&サンガ
・共催:一般社団法人ジャパンeスポーツアソシエイション
・後援:京都府 ・ 亀岡市
京都府教育委員会 ・ 亀岡市教育委員会
・協賛:一般社団法人 全国高等学校eスポーツ連盟
・総合MC: ValtaN(バルタン)
https://twitter.com/ValtaN_RL
・公式応援サポータ: 京都アイドル Purpure☆N.E.O
https://kyoto-idol.jimdofree.com/
<大会公式ホームページ>
https://www.besporter.jp/Kyoto202101/
【ロケットリーグとは】
ゴーカートとサッカーが融合した、まったく新しいスポーツゲーム
サッカーに似た初心者でも挑戦しやすいシンプルなルールで
好きなロケットカー(ゴーカート)を操作し、より多くの得点を獲得したチームが勝利となる
eスポーツを初めて観戦する人でも、とても面白く楽しめます
-----
(C) 2015-2017 Psyonix Inc. Rocket League, Psyonix, and all related marks and logos are registered trademarks or trademarks of Psyonix Inc. . All other trademarks and copyrights are the property of their respective owners. All rights reserved.
Copright(C)2013 Purpure☆ All rights reserved